09. 本作に帆高の家出の理由が描かれていないのはなぜか?
作中のラブホテルのベッドで帆高が見た夢に、雨の中を自転車をこいで雲間からさす光を追うシーンが有りますが、小説版ではあのシーンに以下の説明が付きます。
――引用開始――――――――
あの日、父親から殴られた痛みを打ち消すように、自転車のペダルをめちゃくちゃに漕いでいた。あの日もたしか、島は雨だった。
――――――――引用終了――
なお、映画で家で理由を示さない理由について新海監督は、劇場版パンフレット第一弾で以下のように語っています。
――引用開始――――――――
帆高は家出をして東京に出てきますが、その家出の理由を劇中では明確に語っていません。トラウマでキャラクターが駆動される物語にするのはやめようと思ったんです。映画の中で過去がフラッシュバックして、こういう理由だからこうなってたんだっていう描き方は今作ではしたくないな、と。内省する話ではなく、憧れのまま走り始め、そのままずっと遠いところまで駆け抜けていくような少年少女を描きたかったんです。
――――――――引用終了――
――引用開始――――――――
あの日、父親から殴られた痛みを打ち消すように、自転車のペダルをめちゃくちゃに漕いでいた。あの日もたしか、島は雨だった。
――――――――引用終了――
このことから、映画冒頭での帆高の顔の絆創膏の謎は、父親に殴られた傷だったと判明します。当然それが家出の理由でしょう。
なお、映画で家で理由を示さない理由について新海監督は、劇場版パンフレット第一弾で以下のように語っています。
――引用開始――――――――
帆高は家出をして東京に出てきますが、その家出の理由を劇中では明確に語っていません。トラウマでキャラクターが駆動される物語にするのはやめようと思ったんです。映画の中で過去がフラッシュバックして、こういう理由だからこうなってたんだっていう描き方は今作ではしたくないな、と。内省する話ではなく、憧れのまま走り始め、そのままずっと遠いところまで駆け抜けていくような少年少女を描きたかったんです。
――――――――引用終了――
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